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20220401〈道〉4月号.pdf
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竹藪でタケノコが頭をのぞかせている。

庭の隅で山椒の新芽が開き始めた。

自宅横の山斜面ではワラビが生えてきた。

フキも収穫できそうだ。

僕にとっての春は、こうしたものが酒の摘みなどになってテーブルに並ぶこと、とも言える。

もう、(給料をもらうような)仕事には行きたくない。里山や畑や庭などで一日過ごしたい。

もっとも、春は要らんものもつれてくる。花粉。これは結構辛い。

雑草や虫とも付き合っていかねばならない。

 全部含めて、

 春はいい。

 

 ロシアのウクライナ侵略、コロナ、温暖化と地球危機、日本の財政危機、「連合」は働く庶民の味方ではないのか、‥‥

 気になることや腹が立つことがいっぱいある。

 そのなかで、ロシア侵略についてひとこと。プーチンはけしからん残虐非道な奴、と決めてかかって否定するだけでは何にもならない。この侵略の背景にあるものや、そこから何を学ぶのか、など問うていくことが必要で、そうでなければ、第二、第三の「プーチン」が生まれるのを許すだけ、と思える。(朝日新聞、3/26の佐伯啓思氏の論考、4/1の高橋源一郎氏の発言などからも、僕は刺激を受けた)。