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20220201〈道〉2月号.pdf
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「コロナ後」という言葉を意識します。コロナの収束が近づいているのかもしれません。しかし、夜明け前の闇が最も深いとか言います。今が肝腎な時でしょうか。特に、感染が高齢者などに及んでたいへんな事態にならないよう祈るばかりです。

コロナ禍3年目で、感染再拡大が十分に予想されていたのに、検査キットが足りない、病院や保健所の対応が十分できない、ワクチン接種が重要と言いつつ進まい、など、どうなっているのだという怒りのようなものが湧いてきます。そのしわ寄せは取りわけ弱者に大きく及びます。

一方、国や県など行政に頼っても駄目だと分かっていたじゃないか、自分の身は自分たちで守らなきゃ、いや、自分で守れないのが弱者なんだ、などと、思いが右往左往しています。

いずれにしても、職場で、出先で、自宅で、きめ細かな対策をとっていくしかないのだと、自分に言い聞かせています。

政治家や官僚には頼れないというのは、いったいどういうことなのだろう。

 

埼玉・立てこもり事件や、大阪・放火事件など、深く考えさせられる事件が続いています。埼玉の事件では、訪問診療の医師が殺害され理学療法士が重体となっています。

ここからでも、医療や介護を含めた、社会の課題や問題が透けて見えてくるようです。

医療や介護の現場で何が起こっているのか。そこで働く僕たちが、具体的に言葉にしていかなければならないのでしょうね。

次の〈ケア〉を考える会などでも話し合いたいと思います。

 

 

みなさん、どうかお大事になさってください。